FXで利益を得るために「予想」は必要なのか?
皆さんの考えている「予想」とはどういうものなのでしょうか?
実はFXは「上か下か」を当てれば勝てるほど単純なものではありません。
確実に勝つためには①時間 ②値幅 ③方向の3点を当てる必要があります。
最終的な方向が分かっていたとしても、いつからその方向感が出るかわからないと意味がありません。
では3つの要素を全て当てられる人はいるのかでしょうか?
完璧な予想が出来ない=ランダムウォークと言って金融商品の値動きには規則性が無く、過去の変動とは一切関係ないとする仮説があります。
ファンダメンタルズ分析の否定ともなる考えですが、実際にFXは値動きがランダムでどうやっても勝てない!という人も多いのではないでしょうか?
100%ランダムではないはずです、ランダム性は高いですが優位性は存在します。
例えば水平線について考えてみれば、反発かブレイクかはさておき価格はその水平線で止まりやすいです。 これも優位性ではないでしょうか?
この優位性が重なり、狙いたい値動きが起こる確率が高まっている箇所でトレードをしていくのがFXなのです。
FXトレードシナリオとは沢山の可能性の集合である
トレードをする時、必ずシナリオを考えておく必要があります。
FXをする上で本当に必要な「予想」とは?
シナリオが当たったら勝ち、外れたら負け、と言うように単純なものではありません。
- 値動きの細部まで完全に当て切るのはほぼ不可能「〇〇になったら/〇〇が起こったらエントリー」〇〇の中にあらゆる値動きのパターンを想定しておくこと
- 瞬時にエントリーや決済を判断するためには予め起こる可能性の高い値動きを意識しておく必要がある
予想=可能性の高い値動きをイメージすること
今後起こる値動きを完璧に読み切る事だけが予想ではありません。
あらゆる値動きのレパートリーの中から可能性の高いものを先にイメージしておくことで瞬時の正しい判断を可能にします。
同じ手法を使っても勝てない人は、シナリオに沿った値動きにだけ反応して注文を入れましょう。
予想は外れるときもあります、だから外れた時のことも考慮し「分割ポジション」「決済のタイミング」をあらかじめに考えておくことが大事なのです。
まとめ
- 完璧に相場を当てるのは不可能で、完璧に相場を読もうとする必要はない
- 優位性が重なり、狙った値動きが起こりそうなところでトレードする
- シナリオは沢山の値動きの集合体である