社債とは、企業が投資家から資金を集める場合に発行する有価証券。
国債同様、債券上に償還日・利払日・利率(クーポンレート)などが明記されているのが特徴です。
似たものに株式がありますが、発行企業に返済義務がない点で社債とは異なります。
社債をはじめ債券は、誰かにお金を貸し付けた際の証書のようなものです。
貸し付けているという形をとるため、定期的に利子が支払われるほか、基本的に満期(償還日)が来れば、元本はまるまる返却されます。
ただ、国債と大きく違う点は企業が発行するものである点。
つまり、倒産した場合などに返ってくるかはわからないわけです。
そのため、出資先は慎重に選ぶ必要があります。
中には元本補償がついているものもありますが、購入時はしっかり確認しましょう。
また、企業の発行する債券なので選択肢は多いですが、金額幅が大きいのも特徴です。
利息が設けとなる関係上、まとまった金額を出資しない限りメリットが薄いため、大口投資に向いた投資と言えます。
最低金額は100万円からであるため、少額投資が不可能であり「社債の購入を試し体験してみる」といった目的での投資は避けてください。
